「なごみの森こころのクリニック」のブログ

 「なごみの森こころのクリニック」は、長野県駒ヶ根市に2017年4月に開院した、地域の皆様の「こころ」に寄り添い支える精神科・心療内科クリニックです。ブログでは、日々の様子などを紹介しています。ホームページは下のバナーから。

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2023年3月18日 (土)

だんだんと暖かな日が増えてきました(3月の院内報から)

 3月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。
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 看護師の小松原です。2月があっという間に過ぎ去り、寒さのピークを越えていよいよ本格的に春の足音が聞こえてくるような季節となりました。桜の開花も進むとの天気予報も聞き、今から楽しみです。朝晩の寒暖差が大きな時期となっていますので、体調にはお気をつけください。

 暖かくなってきたので、個人的に頑張ってみようかなと思っていることがあります。(…冬の間は寒さで心が折れてしまい、継続ができなかったのです。)頑張りたいこと、それはウォーキングです。

 日常的にスマートフォンを持ち歩くようになり、自分が1日で何歩くらい歩いているのかを手軽に知ることができるようになりました。もちろん、常に持ち歩けるわけではないので正確な数ではないと思いますが、就寝前に歩数を確認すると1000歩に満たない日もあり(!)衝撃を受けることがあります。

 「1日1万歩」という言葉がありますが、 あまりにハードルが高いので…まずは2000歩くらいを目指して、週に1度くらいから始めようと思います。「健康のため!」などしっかり目標を立ててしまうと、自分の性格上「何とか歩かないと…」と思ってしまいそうなので、「気分転換に散歩を…」「外の空気を吸ってこよう」「少し目線を上に向けてみようかな」くらいの、ふんわりした気持ちで心地よく歩けることを目指せたら、続けることも出来そうな気がします。年度末や年度の始まりは、何かと慌ただしい日々が続きますが、うまく息抜きしながら過ごせたらいいな…と思います。

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2023年2月18日 (土)

暦の上では春になりました(2月の院内報から)

 2月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。
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 臨床心理士の森口です。2月は28日までなので、あっという間に過ぎてしまうような気がします。今年はうるう年ではないですが、夏季オリンピックがある年がうるう年だと思っていたら、必ずしも4年に一度というわけではないと知りました。そもそも1年が365日としたのは古代エジプトで作られたエジプト歴から。1年間がぴったり365日ではないことで徐々に季節にズレが生じるため、うるう年が設定されたわけですが、それがなんと紀元前45年。さらに4年に一度の補正ではズレが生じてくることが観測され、1582年に現在使われているグレゴリオ暦になったそうです。カレンダーを見て当たり前に受け入れている日付や時間感覚ですが、先人の知恵のもとに成り立っているのだとしみじみと実感しました。そこにあって当たり前のものって、何も疑問を持たずに受け入れてしまっていることが多いように思います。“日常に埋もれた当たり前”のありがたさって、なかなか気が付けないですよね。

 テクノロジーが発展して効率よく便利に過ごせる世の中ですが、スマートフォンが普及したこの10年ちょっとの間に、人はスマホ無しでは不便に感じるようになってしまったのかと思うとなんだか恐ろしく感じます。そこまで効率や便利さを追求しなくてもいいのでは…と思うのは私だけでしょうか。

 たまには手紙を書いてみたり、スマホを置いて散歩に出かけてみたり。この時代だからこそ、“ただ時の流れを感じるだけの時間”こそ意識して作っていきたいなと思っています。

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2023年1月21日 (土)

年が明け、寒さもひとしお(1月の院内報から)

 1月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。
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 臨床心理士の林です。 新しい年になりましたね。 冬晴れの空が美しく広がる一方で、厳しい寒さが続いており、体調を崩しやすい時期かと思います。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、今年の干支は「卯(うさぎ)」 ですね。 うさぎというと私は丸く可愛らしい印象が強かったのですが、先日テレビでうさぎが野を駆ける姿を見て、走り方が格好よく、見惚れてしまいました。「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがありますが、実際に走るうさぎを見ると、確かに二兎を追うのは大変そうです。その反面、ことわざを鵜呑みにしたくない気持ちもあり、反対の言葉がないか調べてみたのですが、見つかりませんでした。「一石二鳥」などはありますが、運も関係していて反対ではない気がします。やはり二兎は追わない方がいいのでしょうか…。

 とはいえ、世の中には二兎を追って輝いている人もいるように思えます。たとえ得られないとしても追うことに意味がある場合もあるかもしれません。ことわざは先人の知恵としてありがたい言葉ではありますが、結局どうするかは自分次第なのですよね。どうしたらいいか分からなくなることもありますが、個人的には、こんな風に色々と考えたり、試行錯誤したり、ときに休んだりしながら、何か少しでも実りある一年にできたらいいなと思います。本年もよろしくお願いいたします。

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2022年12月17日 (土)

今年も残りわずか…あっという間に年末ですね(12月の院内報から)

12月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。
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 事務の今井です。今年もあっという間の12月です。12月と言えば個人的には「師走」が一番馴染みでありますが、ふと調べてみたら他にも1年の最後の月の意味から「極月」「窮月」 「限りの月」、とあり 「一年の終わりである12月は年も極まり寒さも極まり、切羽詰まったような気分になりがち」という文章もみつけて、毎年この時期になると追われるような気持になるのはこれかと妙に納得してしまいました。

 他にも、古い年を除くという意味で 「除月」」とも呼ばれ、これは大晦日の晩を「除夜」と呼ぶのと同じ理由だそうです。不思議なもので、大晦日からたった1日しか違わないのに元旦になり新しい年になると、何でも挑戦できそうな気になって毎年毎年「今年こそは」と目標を考えてはみるものの年末に振り返って何も実っていなかったと苦笑いで終わります。それでもやはり、区切りがあることは大事だなと思います。

 「梅初月」「春待月」は春への期待が込められて呼ばれることもあるそうです。こんな呼び方だと、なんだか気忙しいこの月も優しい気持ちになれそうです。

 これもまた個人的な意見ですが、年末よりも年度末の方がより一層「区切り」があり焦ったりしますが、季節が「春」であることに救われているような気がします。寒い冬があるからこそ、暖かい春が待ち遠しくて四季がある日本の美しさもあるのでしょうね。

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2022年11月25日 (金)

すっかり秋も深まり、冬の足音も聞こえてきました(11月の院内報から)

11月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。
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 事務の丸山です。朝晩はめっきり冷え込み、山々の木々が赤やオレンジ、黄色と色づき始め、街路樹や学校にあるドウダンツツジの赤やイチョウの黄色、空の青さ等々、今年は秋晴れの良い天気が何日も続き、特に綺麗だなあ~と感じます。

 紅葉とは、木が冬に向けて葉っぱを落とす前の準備の事です。なぜ、葉を落とすのでしょうか? 冬になると、乾燥して水分量が減り、気温が下がるため、木の活動は弱まり充分に活動できません。その時、葉をつけていると貴重な水分が更に減ってしまうので、木は自分の身を守るために葉を落とすのです。

 皆さんも、紅葉の綺麗なお気に入りの場所があると思いますが、有名な所はすごい人で…。今の状況では、ちょっと…。先日、鳩吹公園の紅葉が綺麗だという事で、見に行って来ました。子供達や犬が広場を走り回ったり、芝生の上でお弁当を食べている家族がいたり、とても微笑ましかったです。

 何も考えずに、青空とゆっくりとした雲の動き、色とりどりのパラグライダーと山々の美しさに目を奪われ、しばし、ボーっと時のたつのも忘れてしまいました。皆さんも、お忙しい日々をお過ごしかと思います。たまには、のんびりと過ごす事も、次の日への活力になると思いますので、ぜひ、美しい紅葉を眺めながら、ゆっくりと楽しい時間を過ごしてみませんか?

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2022年10月15日 (土)

読書の秋、食欲の秋…今年はどんな風に秋を過ごしますか?(10月の院内報から)

10月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。

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 看護師の小松原です。すっかり秋も深まり、スーパーではお鍋やおでん、焼いもなど温かな商品が目にとまる季節となりました。すでに朝晩は寒さを強く感じる日もありますね。

 日本には四季があり、それぞれに魅力があると思います。中でも私が一番好きな季節は秋です。自分でも「なぜ秋が好きなのだろう?」と思ったので、今回は「秋が好きな理由」について考えてみました。

 まず1つ目に、過ごしやすく、美しい季節ということが思い浮かびます。目に入る景色が鮮やかでキラキラしているように感じ、新緑の季節とは違った輝きにこころが動かされます。ひんやりとした空気を深く吸い込むと、何とも言えないすっきりとした感覚に包まれるのも好きです。私はキンモクセイの香りがとても好きで、ふわっと風に乗りやってくるあの香りも私にとって魅力の1つとなっていると思います。

 2つ目は、やはり美味しいものがたくさんあること。「実りの秋」という言葉がありますが、旬のものは本当においしく感じます。我が家で人気の秋メニューは「栗ごはん」です。皮むきが面倒で…簡単には作れないのですが、作ってみるとその美味しいこと!ホクホクとした栗に癒され、ほんのりと口に広がる栗の甘さで、かかった手間を忘れてしまうほどです。

 皆さんはどの季節が好きでしょうか?なぜその季節が好きなのか思い返してみると、今までは気付けなかったさらなる魅力に気付けるかもしれません。

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2022年9月22日 (木)

ひんやりとした、冷たい空気が心地よい季節となりました(9月の院内報から)

9月の院内報のスタッフの記事からの抜粋です。

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 臨床心理士の森口です。8月後半は雨が続き、途端に風が秋めいてきて、夏が去っていくのを肌で感じました。私にとって夏はエネルギーに満ち溢れているイメージがあるのですが、秋になると少しずつ哀愁が漂ってくるような、どこか物寂しい感覚がします。ただ、よくよく見てみると、秋って楽しみもいっぱい詰まっていることにも気付きます。散歩や運動がしやすい気温ですし、野菜や果物、きのこなど、美味しいものも溢れていますよね。青々としていた元気いっぱいの草花達が枯れていくと思うと寂しいのですが、綺麗な紅葉が見られる季節でもあります。

 失われていくものに目を向けると気持ちが引っ張られてしまいますが、喜びや楽しみをもたらす別の到来もあることに気がつくと、“夏の終わり”という体験は違ったものに変わるかもしれないと思いました。何かが変化することは少し落ち着かない感じがしますが、意識して目を向ける先を変えてみることをしていきたいなと思います。

 今年の紅葉はどうでしょうね?大好きなブドウもたくさん食べられるといいなーと思いながら、旬を楽しみたいです。

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2022年9月10日 (土)

台風の季節ですね

 暑い夏が終わったかなと思い、ホッとしつつも、毎年恒例の台風のシーズンに突入ですね。そんなこともあって、待合室の本棚に、このような絵本を新たに入れてあります。
 

みやこしあきこ作「たいふうがくる」BL出版

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 台風のシーズンには、あちこちで災害が発生しますし、不安が高まりますね。天候が荒れている時は、できるだけ無理をせずに、静かに家の中で過ごしたいところですが、なかなかそうもいきません。外出の際は、気をつけてくださいね。

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2022年8月25日 (木)

夏も残り少し…残暑はどうなるでしょうか?(8月の院内報から)

 事務の小松です。連日の蒸し暑さに夏バテ気味の今日この頃ですが、皆さん体調はいかがですか?
 さて、子供たちも夏休みに入ったのですが、相変わらず遠出、人混みの多い場所にはなかなか出掛けられないので、今年2回目のキャンプに行ってきました。
 キャンプは、日常から離れて自然を満喫して不便な中で食事をしたり、寝たりするのですが、何より自然の中でゆったり時間を過ごし、外で食べるご飯はとても美味しく(いつも自宅で食べているメニューも何故か外で食べると何倍も美味しく感じるのです)また、普段聞こえてくる様々な生活音がなく、聞こえてくるのは鳥のさえずり、川のせせらぎ、風になびく植物の音、たくさんの自然を感じる事ができます。夜には、星空を見上げて夏の星座を鑑賞し…(なんと!7月下旬でしたが、1匹だけ蛍が飛んでいたのです!!少し得した気分。)
 そして、焚火のゆらゆら動く炎を見ていると何故かとても癒されるのです。不思議と、心も体もリフレッシュされる感じです。忙しい毎日の中、私にはそんな時間の使い方も時には必要かなと感じました。

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2022年7月25日 (月)

いよいよ夏本番!(7月の院内報から)

 臨床心理士の林です。産休・育休をいただき、4月から復帰いたしました。以前より勤務日数や時間が少なくなりましたが、精一杯やっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、先月末から一気に暑くなり、「異常気象」という言葉が多く聞かれました。長野県にも熱中症警戒アラートが発表されましたね。いずれはこの気候が「異常」ではなく「通常」になるのかと思うと、ついていけるかなぁ…と心配になります。その一方で、この気候でもすくすく育っているキュウリやトマトなどの夏野菜を見ると、逞しさを感じて、パワーをもらえるような気もします。

 ところで、私は野菜を生のまま食べるのが好きなのですが、どうして好きなのか改めて考えてみました。どうやら「苦みや青臭さの奥に甘みを感じる瞬間」が好きなようで、それを入口に更に考えていくと、他に好きなものや印象に残っている言葉にも、「マイナスに見える部分も含めて素晴らしい」というメッセージが含まれているものがいくつかあります。私が人生の中で大事にしたい価値観の一つなのだと思います(マイナスが多くなりすぎるとそれどころではないですが)。

 すっかり野菜から離れてしまいましたが、自分のことを知る旅の入口は身近なところにあるのかもしれないな、と思いました。皆さんはどうでしょうか。

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